劇場版『花咲くいろは』

予想以上に素晴らしい映画でした。
60分ものだから、大した事ないだろって思っていた自分を殴りに行きたい ^_^。
むしろ、TV版で舞台とキャラクターが用意されているので、この尺でいいのかもしれませんね。

テーマは、恐らく『親子の絆と変わらない思い』かな?
緒花と皐月とスイとの世代を超えた見えない絆。変わらない思いは、緒花と皐月の「輝きたい」という心。親子の絆は、なこちと真奈との関係でも擬似的に表現されてますね。

緒花と子ども時代の皐月の性格・行動の比較が面白いですね。
親子で一緒じゃん! 走り方も一緒! と描写が非常に細かい。ただ、皐月の方が激情型ではあります。緒花より喜怒哀楽が激しい。たぶん、緒花が大人しく(皐月と比べて)なったのは、温厚な性格の父親の血が混じっているからでしょう。あとくせ毛も。

皐月が上京してからの話がないのは、劇場版が緒花の物語であって、皐月の物語ではないからでしょう。正直な話、そこで皐月と緒花の父親の話は、緒花自身には関係ないですから。
機会があるなら、皐月の上京話も映画化して欲しいです!

それぞれのキャラクターに見せ場があるのもいいですね!(一部キャラクター除く)。特に、なこちは、もう一人の主役と言ってもいいです。 彼女の見せ場はズルい! 泣いてしまったのは、なこちのせいです。健気で良い子な彼女も苦労してるんですね……。巴さんは、ギャグ要因としてしっかり笑わせてくれます。ウザキャラ(失礼)の結名は、天才肌という属性が備えられましたね。最後には、しっかり仕事してくれます。民子は……見せ場がないです。なぜ?

何回も見ることによって、感想が変わる作品のような気がします。次回は、このキャラクターの視点で見てみようとか。DVD早く出ませんかねー。

長くなってしまいました……。良い作品は語ってしまいますね。最後に、「輝きたい! そのために、ぼんぼる!」 この言葉で締めときましょう。締まってないかもですが。




コメント

このブログの人気の投稿

『マン・オブ・スティール』が面白すぎた。駄文で長文。

『パシフィック・リム』鑑賞後の感想。怪獣映画ではなく、ロボットVS怪獣映画です。

『奇跡のリンゴ』